8月28日の復活1番列車以来、毎週金曜日の朝、浅海井駅から上浦振興局付近まで、見事な走行シーンを海に沿って優美な姿を見せてくれる特別列車「ななつ星」。この列車を見送ろうという上浦の人々の取り組みが今、静かな話題となっている。 写真の中間地点で毎週、半島の佐伯側最奥地の大浜から見送りに来られる、Y.K.さん。「お父ちゃんの船」『妙見丸』の大漁旗を手に元気いっぱい旗を振る。
3週目になったこの恒例行事を覚えた運転士も目に入ると「ポー」と汽笛を鳴らす。上浦の朝の海を見ようと通路側に集まる乗客も、気が付き住民のエールに応えて車内から手を振るシーンが今や、大分佐伯だけでなく、「ななつ星」の旅の金曜の朝の名物行事となりつつある。全国に佐伯上浦発のニュースが広がっていくことを、私は少しずつ期待をして、今日も「ななつ星」を見送ってきた。
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