NATURES
暁嵐公園展望台
ぎょうらんこうえんてんぼうだい
暁嵐の滝周辺から海や電車を見渡せるビュースポット
上浦の観光スポットの一つである暁嵐の滝周辺には、滝を巡りながら、彦岳を望み中腹まで上がっていける散歩コースがあることを、ご存じでしょうか。
せっかく暁嵐公園にお出でならば、眺めの良い展望台が、滝の右側と左側に2か所あるので、滝見物の後は思い切って上がってみませんか。また右の方は中腹まで、左の方は付近まで自動車で行けますので、体力に自信が無い方や小さなお子様をお連れの方は、自動車利用が良いかもしれません。
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展望台に向けて歩き始める前に暁嵐公園入口付近に案内看板をみつけました。この看板によるとコースは滝の東側を巡る『東の春道』と西側を合掌橋から登ってぐるりと山腹を回る「西の秋道」の2コースがあります。2コースに分けて実際に歩いてみた記事ですが、迷わないように案内板の写真を撮っておくのも良いかもしれません。
『東の春道』
暁嵐公園入口の鳥居の横にある階段をのぼっていきます。
階段は長く、片方に手すりが付いているのでゆっくりと進んでいきましょう。
暁嵐公園入口の鳥居の横にある階段をのぼり終えるとすでに海が見える高さまで登ってきていました。左下に見えるのがここで清酒を醸造している大地酒造上浦醸造所の建物です。
その後、T字路を左に進んでいくと、大きな岩の上から海の見えるポイントに出て、スタートしてからおよそ10分ほどで展望所が見えてきました。
歩いた日は天候が良く、空気が澄んでおり、豊後二見ヶ浦やJR日豊本線 浅海井駅まるでジオラマであるかのように見おろせます。
自然の音に癒されながら、この展望所にて休憩をとりましょう。
休憩を終えて、さらに展望所から奥に進んでいくと、彦岳林道の暁嵐隧道を出た所から分かれた人道と合流して、左に進むとアーチ橋で、彦岳から流れてくる滝水源の川を渡ります。ここから先は次の「西の秋道」で説明します。
『西の秋道』
西の秋道は、日本庭園の東屋の裏に出て、合掌大橋を渡ってスタートします。橋のたもとにあるカッパすもうの銅像を探して、道を上っていくことにしましょう。
こちらの石段は日陰にあるので、ややひんやりとした印象があります。階段を上がりながら右に回り込むような道が続きます。
落ち葉を踏みしめて坂を上がっていくと、珍しいアカガエルが飛び出してきました。
やがて薄暗い森に光がさして来る場所に出ます。まだ樹木はジャングルのように曲がりくねっていますが、開けた場所に出られる期待が湧いてきました。
広域農道に出ると、歩くのは楽になります。しばらく農道を歩くと休憩所に
着きました。そこからの眺めはこのような感じです。
この展望台のところから、「西の秋道」の続きが始まります。下りの階段を下りていくと再びウバメガシの森に入ります。
森の中を下っていくと、水のない川に踏み橋の架かっている場所に出ました。
ここから先は夏に調査で入ると倒木が道を遮って、通行不可能になっていた場所がありました。
先日、振興課員総出で、塞いでいた倒木を除去して「西の秋道」コースは無事に歩けるようになりました。ここから先を歩いていくとアーチ橋に出られます。
アーチ橋から先は春道のコースなので、その先は省略します。
なお、実際に歩いてみて注意すべきポイントが2つありました。
①広域農道は歩きやすいが、土木工事のダンプカーが通行すること。
②秋はスズメバチが繁殖時期で、広域農道の区間で2回遭遇しました。アスファルト上に留まっていることもあり気を付けられてください。