上浦に秋を告げる例大祭が、各地区で執り行われました。
10月20日(水)に蒲戸地区の『石躰神社』と津井地区の『瀬会神社』で、
翌21日(木)は浅海井地区の『瀧三柱神社』と浪太地区の『大山積神社』で
お祭りが行われました。
蒲戸地区『石躰神社』のご神体は海底に光っていた石と伝えられています。
浪太地区の『大山積神社』、浅海井地区の『瀧三柱神社』並びに『瀬会神社』では
伝統の綱切神楽が奉納されました。
綱切神楽とは、天井から張り巡らせた「さらし」を大蛇に見立てて、
それを真剣で切って退治する姿とされ、切られた「さらし」は縁起物で、
安産や家内安全、無病息災のお守りとして参拝者が競って持ち帰ります。
神楽はお囃子も軽快で、舞う足さばきも軽妙で躍動感にあふれ、
「さらし」が切られるたびに拍手が何度も起こっていました。
最近は急速な過疎化の影響で見物客も徐々に少なくなってきており、
一抹の寂しさを覚えます。
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